2010.05.20

テスト2日目

残念ながらエンジンが吹けないトラブルは改善されず。原因の追究のため、一時コースを走るのを中止し、様々な確認とECUデータの変更確認のためフラットな場所で試行錯誤を繰り返す。様々な考えられる要因をつぶしていき、たどり着いたのがイグニッションコイルの交換。交換後は今までのことが嘘のように快調に吹けあがる。原因として考えられるのは日本で最後に追加したエアクリーナーへの導風板。これがイグニッションコイル周りの放熱を阻害し、トラブルを引き起こしていたと考えられる。トラブル解消後は山田選手からもエンジンには高評価をいただき、今後のセッションに期待が持てる。テスト再開後1分33秒台までタイムを詰めていくが、ここでまたもトラブル発生。山田選手がミッションの不調を訴える。それはギア本体ではなく、おそらくセレクター関連だろうということだ。そこでチームは急遽テストを中断。明日からの本番に備え、ミッションを降ろし、原因の特定と修理を行うことを決断した。
 
原因はやはりセレクター関連の純正部品の破損だった。作業としてはミッション降ろし→破損部品の交換→ミッション搭載。そこで大活躍したのが、彼ら。イースタンクリークは同敷地内にスバルオーストラリアのトレーニングセンターがあり、彼らがそこのリフトや機材を快く貸してくれたのみならず、全作業をサポートしてくれた。そのおかげでトラブルは完全解消。明日からの本番に間に合った。